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あの夷胆

十字軍の時代は異教徒にブーツを投げつけられて終わった。
内に向かう視線を敏感に感じた3人の魔女たちは、背中の羽と魔法の杖を鍋の中に隠し異端審判の時代に備える。

3人の魔女たちは、宿敵竜の娘、スリーピングビューティ(どう見ても顔がそっくり)に竜がかけた呪いと対抗して自分たちが約束した予言(希望と美徳が彼女を無残な死から生き延びさせるだろう)を成立させるために、竜の眼から無縁の場所で彼女を育てる。城も竜も共栄共存。
状況にリアリスティクな対応をしながら16年の月日が流れる(希望と美徳に則った日常)。

肝心の予言成立の前日に内戦が始まり、パステルカラーのブルーとピンクの煙が煙突から立ち上り竜の手下の鴉に発見される。
皇女の生存を確認するために竜は城へと向かう。
皇女の責任と知り合った王子との恋に煩悶した皇女は竜の用意した針にさわり死ぬ。
希望と徳の魔力は皇女の死を眠りに変える。
非難されるのは私たちみんななのよ、と3人の魔女。
時間を止めましょう。
そして、みんなも眠る。

最終ページ。
彼女は心から愛するひとのキスで目覚め、その後は幸せそうにずっと永遠に…


教訓;ドレスがブルーとピンクにくるくる変わるのはあの国ならでは。他の国はまねしないほうがいいと思う。
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